別海町(町長 曽根興三) は生乳生産量(令和4年実績)502,638トンで生乳生産量全国一の酪農王国です。道東CF研究会長である中山も別海町に自身の農場を有しており、この日本の酪農の中心地にて町内各地点における土壌分析を行います。
分析結果は農林水産省が行っている『農地土壌炭素貯留等基礎調査』(※3)と比較を行うことや、牧草地の炭素吸収量の調査検討も行い、牧草地の土壌が持つ脱炭素のポテンシャルを見極めていきます。そして酪農業における土壌が持つ価値を再認識し、その価値をさらに高めていく日本版カーボンファーミングへと発展させていきます。
《 別海町長 曽根興三氏より 》
『既に酪農が脱炭素化に貢献していることを科学的に証明する必要があると考えている。そのため、草地が毎年どの程度CO2を貯留できるのか見える化に取り組むことを期待している。』
(※3)「国連気候変動枠組条約」の締約国である我が国は、毎年、国全体の温室効果 ガスの吸収・排出量を条約事務局へ報告する義務があり、農水省は農地・草地土壌に おける温室効果ガスの吸収・排出量の報告に必要なデータを収集するための調査等を実施しています。
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